地方都市に居たときは雑多な趣味を持った人たちが集まったぶ ん、自分の趣味が不透明で「なんとなくサブカルな本とか音楽 が好きだなぁ」程度の私にも居場所がちゃんとありました。そ れはきっとサブカルな趣味を持っているという理由だけで友達 になれるような田舎特有のフレンドリーさのおかげだったのだ、 と今は思います。
しかしいざ都心に出てみるとそうは行かないものです。サブカ ルチャーのなかでも特にこれ!といったものがない私はサーク ルに所属していません。小説は好きですが、まじめに書くのは 勇気がなくてできませんし、音楽は好きですがマトモに弾ける 楽器がロクにありません。これでは居場所がありません。今で は「私が所属していたコミュニティはよかったなぁ」という記 憶ばかりが美化される毎日です。行動を起こさなくとも自分の 周りに人が集まるだろうとタカをくくっていた自分が恥ずかし い!